トレーニングを行っていると
“好みの種目”
というものが出て来ます。
そうなる理由は様々で
何だか効きが良い気がする
とか
尊敬する〇〇選手が行っている
とか
理由はないけど何か好き
とか
このように、大体は漠然としているものも多いような気がします。
もちろん私にもいくつかありまして…
そのうちの1つが
“リバースカール”
です。
腕(力こぶ側)のトレーニングですね。
これは、私にとって明確に”呪い”として刻まれたものとなっております。
ギジンくん…呪いですか?



ああ、ホラーな意味ではないですよ。
どちらかというと、ポジティブ?な意味でしょうか?
今回は、何故リバースカールが私にとって呪いなのか、その辺りを書き記していこうと思います。
あの日、確かに呪いをかけられた
きっかけは、とある雑誌を見ていた時のことでした。
その雑誌の中で、アーノルド・シュワルツェネッガーの特集ページがありまして、内容が
『高いピークを作り上げた種目』
というものでした。
ここでいう”ピーク”とは、上腕二頭筋(力こぶ)の盛り上がりを指します。
シュワルツェネッガーのソレは、他と比較にならないほどの高いピークというのは、業界では有名です。



(そんなの読むに決まっているだろ!)
と、興奮して食い気味に読み進めてみると、ある特定の種目を賛美しているパートがありました。
その内容が以下となります。
私がこの高いピークを作り上げるために、必ず取り入れていたのは
”リバースカール”
という種目だ。
これは、バーベルを逆手(バーベルを持って体の前にセットした時に、手の甲が前を向いている形)で握って、通常のバーベルカールと同じ要領で行うものだ。
これは、上腕の筋肉の中でも、上腕筋という部分に強く作用してくれる。
上腕筋とは、上腕二頭筋を押し上げてくれる筋肉だ。
リバースカールを積極的に取り入れることで、上腕筋が刺激されて発達して、上腕二頭筋のピークが高くなるのだ。
私のような高いピークが欲しいのであれば、腕のルーティンに組み込むことを推奨する。
うろ覚えなので、全く同じ文言ではありませんが、このようなことが書かれていた訳です。
それまでもリバースカールという種目の存在はもちろん知っておりましたが、当時はとてもマイナーで、私の周りでも行う人がほとんどいない種目でした。
それにプラスして、上腕50cmという太さを持つ、初代ミスターオリンピアのラリー・スコットも、リバースカールを必ず組み込んでいるとのことで。



(腕が太い人が共通して行っているということは…?)
という考えになるのは、当たり前というものです。
むしろ、それらの情報は、私にとって脅迫めいたものとなりました。



(こんなの、やるしかないだろう!)
そこからは私の腕トレに、リバースカールが頻繁に登場するようになりました。
ただ、実施当初は全く効いている感覚が掴めなかったのです。



(本当にこれは効果があるのか?)
などと、自分のテクニック不足や練習不足を種目のせいにしてしまっていたのは、懐かしい思い出です。
時には重量設定をミスり、手首を痛めたこともあります。
周りを見渡しても、私以上にリバースカールに熱心に取り組んでいる人もいませんでした。
それでも私が熱心にリバースカールに取り組めたのは、レジェンド達の”呪い”がかけられていたからに他なりません。
そのおかげもあって、我々の業界ではひとつのポイント(?)となる上腕40cmに到達出来ました。
おわりに


このように、誰しもが少なからず、誰かや何かに影響を受けることは、生きていく上で避けられません。
その中には、時に自分を追い詰め、時に自分の助けになってくれるものもあることでしょう。
どうしたって影響を受けてしまうのであれば、自分にとって良いものだと思えるものにしていけた方が、プラスに生きてくると思います。
呪いのように、解くことが難しいのであるならば、ある種の良い呪いがかけられたと解釈してみるのも、ひとつだということです。
今回の私の体験のように、受けた影響が大き過ぎて、その呪縛から逃れられないというのであれば、逆に意地でも貫き通してみることで、突破出来る壁もあるのです。
”呪い”というワードはネガティブな意味で使われることが殆どですが、このようにポジティブな意味にも転換出来るのでは?というお話でした。









