【トレーナーから】オリジナルのススメ【トレーニーへ】

宇都宮

今回の話はいちトレーナーの戯言としてお聞きください。

ギジンくん

聞きましょう!

宇都宮

とてもシンプルな事なので、改めて確認がてらご覧ください。

目次

主体は誰か?

数年前までは考えられなかった事ですが、今や日本でもカラダ作りというのは、多くの方のライフスタイルとして確立されつつあります。

筋トレの魅力を知り、理想とする体に近づく為、ボディメイクから始まり、コンテスト出場を目標として行なっている方もいる事でしょう。

現在はSNSが主流の情報社会ということもあり、数ある情報の中から、その道のプロ(チャンピオン)が発信している情報に辿り着いてそれを実践している方も多いと思います。

ギジンくん

筋トレ系インフルエンサーと呼ばれる人が増えましたよね。

宇都宮

そういった方々から情報を得ているというのは
トレーナー側から見ても多い印象です。

ただ、そんな魅力的な情報の数々の中から、まず考えなくてはいけない事があります。

それは

自分自身がどう感じるか?

です。

プロと呼ばれる方々には、専門家がサポートで付いている場合が殆どですから、その知識は裏付けされているものが多いとは思います。

ですが中には、経験則をベースに組み立てている方もいるので、必ずしもエビデンスベースという訳ではありません。

そしてそういった情報の多くはどこか魅力的なものの為、盲信的になってしまう方も多いのではないでしょうか?

あんな凄い体の人が言っているのだから間違いなんてある訳がない!

とてもよく分かります。

かくいう私もその道を通って来ました。

そしてもちろんそういった方々の言葉に嘘もありません。

体を見れば一目瞭然です。

ですがそれは、その方には合った方法だったという事です。

何が言いたいかといいますと

その方法が必ずしも自分にも合うとは限らない

という事です。

ギジンくん

確かになりたい体になっている人の真似をすれば
自分も必ずなれると思ってしまってます…

宇都宮

同じ方法では辿り着けなくても違う方法にしたら辿り着けた
なんて事もありますからね。

危険な”盲信”

多くの方は、チャンピオンのトレーニングをそのまま真似しているパターンが多いと思います。

ですが、それを盲信的に行うのはオススメしません。

真似をするというのが悪いのではありません。

真似をしながらも

自分には合うか合わないか

という事を体感出来ているのかどうなのか、というのが大事なのです。

今一度、チャンピオンと呼ばれる方々のトレーニングだったり食事だったりのスタイルを、よーく調べてみてください。

パッと見ると似ているように思えるのですが、意外にも共通点というものがあまりない事が分かります。

ここからどういった事が分かるか?

自分自身に合った方法をいち早く見つけて、それを信じてやり抜いたからチャンピオンになったのだという事です。

ひとつの情報に依存していると、視野が狭くなり、本来の目標達成の為に本当に必要なものなのかどうかを見失ってしまいます。

では理論は大事ではないのか?という疑問が出てくると思いますが、トレーナーとして、運動指導をさせていただく立場として誤解なきように言わせていただきます。

理論はもちろん大事です。

理論とは土台です。

10人いたら限りなく10人に効果があるというものが理論です。

なので、理論ありきです。

もちろん私も指導の際はそれを念頭に置いておりますし、自ら実践する時も意識しております。

理論が分からないと理解が出来ないですし、説明も出来ません。

それを踏まえた上で、色々な情報を試してみるのが大事だと考えます。

中には例外があるかもしれません。

もしかしたら自分には少数派のものが合うのかもしれないというパターンもないとは言えません。

なので、更に成長していく為には

時には理論から一旦離れて、様々な情報を調べて試し、自分に合う方法を早く見つける事が目標達成への一番の近道になる

と、私は考えます。

お宝というのは、思ってもみないところにあったりします。

あまり頭でっかちにならないように、時には恐れずに色々試してみる事で、意外な発見が見つかると思いますよ。

オリジナルの考案

何度もしつこく言います。

自分自身はどう感じるのか、自分には合っているのか合っていないのかという事が、しっかりと自身で把握出来ているのか

というところが体を作っていく上で重要となってきます。

本質は自分自身にあります。

体を変えたいと願うのは、他の誰でもないあなた自身だからです。

それは一見すると難しいように思えるかもしれませんが、全く難しい事ではありません。

そのトレーニング法は自分に効果的だという実感があるのか?

その食事法は自分に合っていて効果が出ているのか?

それは継続して続けていけるものなのか?

こういった簡単な事に意識を向けられている方はどれだけいるでしょうか?

大事なのは自分に効果があるかどうかというリアルな体感です。

何も考えずに盲信的に、チャンピオンのトレーニングや食事を真似して同じ体になれるなら、巷にはチャンピオンが溢れているはずです。

そうではない現実を考えると、どういった事が見えてくるでしょうか?

真似だけじゃない自分だけのものを作り出すのです。

オリジナルを作りましょう。

これに尽きます。

もちろん最初は真似で良いんです。

チャンピオンになれた人達だってそうだったはずです。

今皆様が行っているように色々な情報を試し、

失敗や成功を重ねて効果があったものを選択して組み合わせていき、

それを自身の体感に合わせて少しずつ変化を付け、

いち早く自分に合った内容を構成してオリジナルを考案出来た。

だからこそチャンピオンになれたのだと思います。

現に、チャンピオンが10人いたら10通りの方法があるというのがその証拠でしょう。

何度もいいますが、取っ掛かりとしてプロ(チャンピオン)の情報に触れ、試してみる事はとても良い事です。

そこから少しずつ自分に合った形に変化させていくという過程を辿っていきましょう。

持論を大いに含んでおりますが、是非参考にしていただけると幸いです。

おわりに

冒頭でも述べましたが、フィットネスブームの煽りを受けて増えたのはトレーニーだけではありません。

資格を保持しないトレーナーというのも増えました。

「どこどこの大会で何位になった!」

という肩書きで仕事が出来てしまうというのは、非常に危険だと考えております。

その辺りの事を書き出すと長くなりそうなので、また別な記事で詳しく書いていこうと思いますが、ひとつだけ。

優秀なプレイヤーが優秀な指導者になるとは限らない

という事です。

立場が変われば視点が変わるので当たり前です。

これに気付けるか気付けないかで、トレーナーかどうかが分かりますね。

最後の最後にトレーニーからトレーナーとはみたいな話になりそうなので、強引に終わりたいと思います(笑)

それではまた次回もよろしくお願い致します。

宇都宮

今回もご覧いただきありがとうございました!

宇都宮

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