ほとんどの方は程度の差はあれど、少なからず「体を変えたい」との思いを持って、筋トレを行なっていることと思います。
ダイエットでも筋肉量アップでも身体能力向上でも、それを達成するために「決定的な要素」というのが存在します。
それは
「体と向き合う時間の密度を如何に濃く出来るか」
というものです。

体と向き合う密度…ですか?



これだけでは訳分かんないですよね(笑)
ちょっと詳しく確認していきましょう。
肉体と意識の乖離


さて、皆様は普段筋トレを行なっている時、どういう気持ちや態度で行なっているでしょうか?
長年パーソナルトレーナーとして活動してきた私が、実際に見聞きしたことを以下に記します。
「後何分やろうかな?」
「もう終わりにしても良いかな?」
「終わったら何食べようかな?」
「早くお酒飲みたいな」
「早く遊びに行きたいな」
「あ、あの人可愛いorカッコいいな」
というような気持ちになっていたり
「ペチャクチャペチャクチャ(知り合いや友達と)雑談しながら」
「………(スマホポチポチー)」
「ストレッチスペースでダラダラー」
といった行動になっていたりと、思い当たる方もいるのではないでしょうか?
このように
意識が筋トレから逸れて自分自身から外に向いた状態
で、行なっている方が多い印象があります。



しょっちゅうありますし、よく見かけますね(笑)



楽しくやるでも全然良いのですが
体を変えるのであれば少し厳しく考えてみましょう。
自分自身と向き合う密度


体を変えたい方は改めて考えてみてください。
誰のためのトレーニングでしょうか?
何のためのトレーニングでしょうか?
他の誰でもない、自分自身のためですよね?
トレーニングを行なっている間、どれだけ自分自身と向き合っているでしょうか?
自分の外側に意識が向かっている状態というのは、実に勿体無いと言えます。
自分自身と向き合う時間の密度をどれだけ濃くする事が出来るかによって、体の変化に圧倒的な違いが出ます。
これは私の経験則からもそうですし、もちろん理論的にも決定付けられております。
自分自身に意識を向けるということは、今どこの筋肉を使ってどういうキツさを感じているか?などの体感が、よりリアルになります。
そして自分自身への意識性が高まってくると、筋肉に対する神経の伝達がスムーズになるので、体が変わるスピードも早まります。
分かりやすく表すと
Q:筋トレをしながらキョロキョロよそ見をしたり、甘いもの食べたいなどを考えている状態。
A:自分自身に意識が向いていないので、筋肉に対する意識も弱いため、体が変わるスピードが遅い。
Q:筋トレをしながら、使っている筋肉や刺激に集中している状態。
A:自分自身に意識が向いているので、筋肉に対する意識が強いため、体が変わるスピードが早い。
ということです。
60分間をただやらされていたり、こなしている感覚でいるのと、しっかりと効いているかなどの感覚を確かめながら、自分自身と向き合って行なっているかでは明確な違いが出ます。
やっと60分たったと思うのか、気付いたら60分経っていたと思うのか。
まだ全然余裕だけどやめようと思うのか、もうこれ以上は出来ないとなるところまで行うのか。
文字だけで見ても、密度に違いがあることがお分かりいただけるかと思います。
その時間をどういう気持ちでどれぐらいの質でこなせるかというのは、非常に重要なところです。
これが私が考える
『体と向き合う密度』
ということです。
おわりに


確かに毎回高いクオリティで実施することは難しいのですが、意識しておく癖を付けるのは良いことです。
自身のトレーニングにおける、最低ラインがグッと引き上がりますからね。
体の変化が乏しかったりイマイチだと感じている方は、以上のことを今一度確認していただいて、トレーニング時間の密度を引き上げるように頑張ってみて下さい。



今回もご覧いただきありがとうございました!



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