昨今、爆発的なフィットネスブームにより、トレーナーを名乗る方が増えてきました。
以前はマニアックだったトレーナーという存在が、一気に市民権を得た事によってトレーナーの数も増え、ピンキリ状態です。
時代の流れと言えばそこまでなのですが、そんな今だからこそ、流されずに突き進める強さが求められているのではないでしょうか？
フィットネス黎明期から活動してきたトレーナーには、その強さが備わっていると私は強く思います。
今回はそんな現状を憂いて、気持ちが折れかかっているトレーナーの方々に読んでいただきたい記事です。
人気＝正しさではない
フィットネスブームと同時に、大きな影響力を持ったビックウェーブが到来しました。
そのビックウェーブとは「SNS」です。
それにより、情報発信の形が変わってきたのを感じます。
このSNSが中々曲者で、情報の信憑性よりも
如何に人目を引き注目させるか？
如何に映えさせるか？
そういった事が大きなポイントになっていると見受けられます。
ここに落とし穴があります。
正しい知識を有するその道の専門家の意見よりも、SNSで影響力がある方の意見が正しいと思われる事が、少なからずあるという現実
です。
「SNSで多くの人が支持しているから、これは正しいんだ！」
と、盲目的に引っ張られるのは危険です。
支持数の多さが、必ずしも正しさに繋がるとは限らないからです。
【人気がある＝正しい】
という構図になっているのは、本当に怖いところです…
正しい事を正しいと認識してもらえず、間違っていてもそちらの方が魅力的であれば、そちらになびいてしまう今の現状は何だかやるせない気持ちになりますね。
特にフィットネス黎明期から活動してきた、我々のようなトレーナーにとって、中々ツラい状況なのではないでしょうか？
唯一無二を目指す
では、そんな我々が向かうべきところはどこなのでしょうか？
その答えは、至って単純。
『唯一無二の再現性の低い存在になるという事』
だと私は考えております。
今まで通り、自分自身を変わらず信じて、貫き通していけば良いのです。
その知識や技術は一朝一夕で手に入れたものですか？
違いますよね？
自分が今持っているものを、誰も到達が出来ないところまで昇華させてしまえば良いのです。
そして、長く活動しているのであれば、持っている武器も１個じゃないはずです。
今持っている武器を組み合わせてみたら、思いがけない発見があり、強力な武器になるかもしれません。
意外と、お宝は足元に落ちているものです。
もちろん新たに特別な技術を手に入れるなども良いですが、自分自身が今持っているものを今一度確認してみると、意外な発見に繋がる可能性もあります。
時代に合わせて柔軟になる部分はもちろん大切です。
冷静に流れを見つめて、良いと思ったところは素直に取り入れて血肉にしましょう。
少し先を進んでいる我々の方が、どうしたって技量は上なのですから、本質を見失わずにその時々の流れを冷静に見つめ、自分に合う良いところを付け足していけば、時代に流されている方々が追い付けないところまで行けます。
そう考えると我々もまだまだ可能性の塊ですから、やれる事なんてたくさんあります。
愚直に突き進んで行きましょう。
おわりに
これは私の持論ですが
元々トレーナーなんてマニアックな存在だったのですから、とことんマニアックになれば良いのです。
気難しくて結構。
こだわりが強くて結構。
面倒臭くて結構。
それで良いんですよ。
種目の見た目が派手？映えている？
誰の何の為のトレーニングだと。
アホかですよ。
本質はそんなところにはないだろうと。
荒々しく書いてしまいましたが、常々思っていた事を書いてみました。
今回の記事をお読みいただいて共感していただけた方は
そのまま時代の流れに流されず、負けないものを手に入れて、孤高を目指しましょう。
私も引き続き頑張ります。
宇都宮今回もご覧いただきありがとうございました！
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