今まで数多くの方々のダイエットを担当させていただきました。
そうしてきた中で、ダイエットに成功する方もいらっしゃれば、私の力不足もあって成功させられなかった方もいらっしゃいます…
(本当に申し訳ございません…)
そんなトライアンドエラーを現在も繰り返していく中で、ダイエットの成功率を下げてしまうパターンというのが見えて来ました。
そこで今回は、ダイエットの成功率を下げてしまう要因やその対策をまとめてみましたので、ダイエットを成功させたい方はリアルな情報が満載となっておりますので、是非ご覧ください。
大食いをしなくても太る?


全然食べてないんだけど痩せないんだよねー…
というのはよく聞くことですが、果たして本当にそうなのでしょうか?
これを見極める方法は非常にシンプルで、食べたものを細かく記録してみることで見えてきます。
試しに2,3日ほどチェックしてみるだけでも
・意外と細々食べていたり
・食べている量は多くないけれど食べているものが高カロリーだ
というパターンに嵌っていることが多いです。



チェックしてみたけど、そんなことないんだよなー…
という場合は、消費カロリーが少ないというのがあるかもしれません。
アメリカで行われた調査ですが、日常の消費エネルギーを大きく上回るエネルギーの摂取、所謂大食いをしているのは、肥満者のわずか30%に過ぎないという報告があります。
残りの70%の肥満者は平均的、あるいはそれ以下のエネルギー摂取量、つまり大食いをしていなくても、運動不足などによって消費エネルギーが減り、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ってしまったことで、肥満になっているということが考えられております。
要するに
そんなに食べていなくても、活動量が極端に低いのも太ってしまう原因
だということです。
昨今は在宅ワークが増えてきたため、出歩いたりすることも減って、日常生活における活動量が下がって太りやすくなるというパターンも多くなってきているので、気分転換に軽く散歩をしたり、こまめにストレッチを取り入れたりして、意識的に体を動かしていきたいところですね。
食事内容を把握する


先述の通り、ダイエットの成功率を上げるための最初の一歩は



自分が今、何をどれぐらい食べているかというのを把握する
ということです。
ダイエットを行う上で、確実に調整していかなければならないのが食事です。
その食事を調整するためには、現状を知らなければ、ダイエットをスムーズに進めていくための食事をどうすれば良いかというのが見えてきません。
ですので、自分が今どれぐらい食べているのかということを把握していきましょう。
巷には便利な食事管理アプリがありますので、そういったものを活用していただいて、まずは自分がどういった栄養バランスで、どれぐらいのカロリーで食べているのかを確認していきます。
まずは一週間ほどしっかり食事を記録して、一日のトータル摂取カロリーがどれぐらいかを確認してみましょう。
そしてご自身の基礎代謝量を確認して、現状での一日のトータル摂取カロリーが、基礎代謝量に対してどれぐらいの開きがあるのかを確かめます。
基礎代謝量はこちらで簡単に確認が出来ます。
その方その方の活動量にもよってくるので、一概にこれだという数字は挙げられませんが、基礎代謝量に300-500kcalほど上乗せしたものを、一日の目標トータル摂取カロリーとして見てましょう。
そうした時に、目標のトータル摂取カロリーに対して、実際の摂取カロリーに大きなズレがある場合は、まずは目標値に合わせるようにしていきます。
目標値から極端に高いともちろん太りやすくなりますが、これが面白いもので目標値から極端に低くても、痩せにくくなってしまうのです。
理由としては、基礎代謝量以下のカロリーで生活すると筋肉量を維持出来なくなってしまうので、それにより代謝が落ちて体が省エネモードに入ってしまうために、痩せにくくなってしまうのです。
極端にカロリー摂取量が低い状態が続くと、次にいつしっかりカロリーが入ってくるか分からないから、エネルギーを蓄えようという反応が起こってしまう訳ですね。
そしてそのエネルギーを蓄える先がどこになるかというと、一番溜めておきやすい脂肪に蓄えてしまうのです。



食べなきゃ痩せると単純に思っていたのですが
そんな単純な話ではないのですね…



その思考に陥る方はとても多いです。
以上のことからも、摂取カロリーは基礎代謝量以下にならないようにしていきたいですね。
PFCバランスを確認する


目標の摂取カロリーに合わせることが出来て、余裕が出て来たら、さらに一歩踏み込んでみましょう。
次に注目していただきたいのが、PFCバランスというものになります。
これは、タンパク質(PROTEIN)・脂質(FAT)・炭水化物(CARBOHYDRATE)という3つの栄養素である、英語表記の頭文字から取ったもので、このバランスがダイエットを進める上では重要となってきます。
お弁当などにこういった表記があるのを、見かけたことがあるかと思います。


ここからも分かる通り、カロリーの内訳は先に挙げた3つの栄養素から導き出されます。
ベースとなる理想のバランスは
と言われておりまして、このバランスがダイエットをスムーズに進めるために、ベストな栄養バランスとなっていきます。
毎食(間食は除く)、出来ればこのバランスを目指していくことで、ダイエットに適切な食事内容というのが見えてくるのです。
このバランスを出すためには、食事管理アプリを活用していただくと簡単に確認することが出来るので、理想的なバランスとなるように調整していきましょう。
目標カロリーに収めているのに結果が出ない?





目標カロリー内に収めているのに痩せない!
という方は、一日のカロリー配分を確認してみましょう。
朝から夜にかけて膨らんでいませんか?
食事回数が少なく、一回の食事量が膨らんでいませんか?
そういったカロリー配分が悪くても痩せにくくなってしまいます。
例えば、目標のトータル摂取カロリー内には抑えられているけども、全体的なお食事のバランスが、朝→昼→夜の順でどんどん膨らんでいるなども、体重が増加しやすい原因と考えられます。
何故ならば、脂肪を合成する働きのあるタンパク質「BMAL1」の活発化する時間帯が、18時以降と言われているので、それ以降に食べたものは脂肪に蓄えられやすくなってしまうのです。
そして夜は就寝に向けて過ごす時間となるので、必然的に活動量も下がってきます。
ということは消費カロリーも下がっていくので、摂取カロリーは膨らまない方が良いのはお分かりいただけるかと思います。
なので、カロリー配分も考えていかなければなりません。
理想的な配分は、朝→昼→夜の順にカロリーが低くなるように意識していきたいですね。
ざっくりですがお食事のバランスは、朝とお昼にしっかり食べて、夜はなるべく質素にしていけると良いですね。
お食事の時間が乱れる場合もカロリーが安定しないため、ダイエットがスムーズに進まない原因となりますので、なるべく一定になるようにしていきたいところです。
食欲がコントロール出来ない!





お腹が空いてしょうがない!
衝動的に食べてしまう!
そんな方は、タンパク質が足りていないかもしれませんので、食事内容を今一度見直してみましょう。
タンパク質は食欲のメカニズムに作用するため、しっかりとタンパク質が摂れていれば、食欲をコントロールすることが出来ます。
タンパク質が多く含まれた食べ物は、食べ応えのあるものが多いので満足感も大きいですし、何より消化吸収にエネルギーを使うため、代謝も上げてくれます。
ですので、小腹が空いたり強い食欲に見舞われた時は、まずはタンパク質がしっかり摂れるもの(プロテインドリンクや高タンパクカニカマバーなど)を食べてみましょう。
そうすると、暴れ狂っていた食欲が落ち着いて、お腹もしっかり満たされるのが感じられると思いますよ。
ちなみに、甘いもの欲が強い時はプロテインを飲むことで解消出来るかもしれません。
今のプロテインは甘くて美味しいものが多いので、十分デザートの代わりになります。



そうは言っても、プロテインの種類がいっぱいあり過ぎて
何を選んだら良いのか分からない…
そんな方には、甘党で味重視の私がオススメ出来るプロテインをご紹介している記事がありますので、よろしければご参考ください。
おわりに


ダイエットをスムーズに進めるためにパーソナルトレーニングをご活用いただいている方はとても多いのですが、成功率を上げるために重要視しなければならないポイントがあります。
それが
『トレーナーとの相性』
です。
目的を達成させるためにはある程度の期間を要するため、パーソナルトレーナーとの付き合いも長くなるのは必然です。
同じようなアドバイスをされた時に、それがスッと入って来て実行しようと思えるトレーナーが、相性の良いトレーナーだと思います。
相性が合わないのに続けていくのは、双方にとって良いことではありません。
そのトレーナーが全てではありません。



でもせっかくお願いしたのに途中で辞めるのは失礼じゃない…?



全くそんなことはありません!
安心して他に相性が合うトレーナーを見つけに行ってください!
店舗によっては体験レッスンを実施しているところもあるので、まずは体験を行って、そこでフィーリングが合う方を見つけてパートナーになってもらいましょう。
トレーナーを選ぶのはあなた自身なので、目的達成の助けになってくれるトレーナー探しを妥協してはいけません。



今回もご覧いただきありがとうございました!



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