【よく聞くけれど】筋力とは?【よく知らない】

猛息さん

そういえば『筋力』というワードはよく聞くのですが
実際よく知らないんですよね…

宇都宮

こういう方は意外と多いのではないでしょうか?

宇都宮

本日はそんな『筋力』についてのお話です。

目次

筋力って?

筋力とは読んで字の如く、筋肉が発揮する力の事を表します。
※厳密にはもう少し専門的ではありますが…

筋力と聞くと、あまり一般の方には必要が無いように思えますが、その解釈はとんでもありません。

筋肉が発揮する力が弱いという事は、衝撃に耐えられる力や反応も弱くなってしまいますので、それは日常生活をとても怖いものに変えてしまう事になるのです…

想像しやすい例としては、道で何かに躓いた時に、体幹(お腹や腰回り)や脚の筋肉が弱いと、体勢が整えられずにそのまま転んでしまい、より大きな怪我に繋がってしまうという事になりかねないのです。

そして、筋肉は関節を跨いで付着しておりますので、筋力を強くする事で筋肉も強くなり、関節に掛かる負担も少なくなりますから、筋力を強くする事は日常生活を快適に過ごしていく為にも、非常に大事な部分となります。

現在、日常生活を特に違和感なく過ごせている方、それは筋肉のおかげといっても過言ではありません。

生涯を通して違和感なく安全に過ごす為にも、定期的に筋肉に負荷を掛けて、筋力を強くしていきたいところです。

そんな筋力には、種類が大きく分けて2タイプありまして、目的によってアプローチが変わってきます。

次にそれを確認していきましょう。

筋力のタイプ

まずひとつ目となるのが

絶対的筋力

というものです。

これは

体重に関係なく発揮出来る筋力

の事を表します。

例としまして、見た目はとても細く見えるのに、スポーツなどのいざという時に、パワフルなプレーが出来るのは、この筋力がしっかりと鍛えられているという事です。

ですので、この筋力を必要とするのは主にアスリートと呼ばれる人種です。

そしてふたつ目となるのが

相対的筋力

というものです。

これは

体重比で発揮出来る筋力

の事を表します。

どういう事かと言いますと、年齢を重ねて筋力が落ちてくると、それまでは階段を登っても膝に負担が掛からないように耐えられていた筋力が落ちてしまい、それによって関節に直接負担が掛かってしまうようになり、階段を登るだけでも膝に痛みが出てしまうようになったというのは、相対的筋力が落ちた証拠です。

という事は、この2タイプの中でも重要で、誰しもに当てはまる大切な筋力は

相対的筋力

という事になります。

それを踏まえると、特に下肢(下半身)に対しては超重要です。

何故ならば、ほぼ強制的に体重が掛かるだけではなく、立つ・歩くという人間としての基本動作を円滑に行う為にも、下肢(下半身)が超重要なのは言うまでもありませんね。

なので、関節にかかる負担を減らして体を守る為に、負荷を掛けた筋トレを継続していく事が大事なのです。

筋トレといっても、何も難しい事をやる必要はありません。

自身の体重も良い負荷となりますので、そういったところからスタートするのも良いでしょう。

ですが、何事も順序は大切です。

「自分が運動をコンスタントに行っているアスリートだから、絶対的筋力を最優先に鍛えなければ!」と思っている方は、特に気を付けた方が良いですね。

そもそも満足な相対的筋力を備えているとは限らないからです。

相対的筋力がないのに、絶対的筋力を鍛えるトレーニングを行うという事は、基礎的な筋力が備わっていないまま、強度の高い筋トレを行う事になります。

それは適切な順序ではない為、怪我に繋がってしまう可能性が大きくなるのは、想像に難くないと思います。

ですので、まずは独学で行うのではなく、専門知識を学んでいるトレーナーが在籍するジムに行って、自分に合ったトレーニングを提供してもらいましょう。

ご自身でも相対的筋力があるかどうかを、簡単にチェック出来るテストがありますので、最後にそちらをご紹介します。

筋力チェックテスト

一般の方用

40cmの台から両足で立ち上がる。

ただこれだけです。

これが出来れば、ある程度の負荷を掛けるトレーニングをしてもOKです。

これが出来なければ、日常生活に支障をきたすレベルと云われております。

アスリート用

20cmの台から片足で立ち上がる。

これが出来れば、ジャンプ動作などのインパクトが強い事が出来るレベルです。

これが出来なければ、基礎的な筋力を鍛えていきましょう。

あくまでもチェックテストなので、けして無理せず且つ体調の良い時に実施して下さい。

周りに物が無く、広いところで実施しましょう。

おわりに

自分を知るというのはとても大切です。

知る事で自分が今どの位置にいるのかを自覚して、進むべき方向の検討をつけるという事が出来るからです。

なにも筋力に限った事ではありません。

まだ基礎も出来ていないのに、その先を求めても身になりませんよね。

何事も順序が大切です。

基礎がしっかりと作れているか。

今一度見つめ直してみてはいかがでしょうか?

宇都宮

今回もご覧いただきありがとうございました!

宇都宮

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