前回は伝説のヨガこと、クンダリーニヨガの背景について確認していきました。
今回はそんなクンダリーニヨガの目的、そしてそれを学ぶことによって獲得出来る効果について確認していきましょう。
クンダリーニヨガの目的
人なら誰しもが、多かれ少なかれ様々な悩みを抱えていると思います。
クンダリーニヨガを行うことによって、そんな様々な悩みを解決出来る可能性があるとしたら。
皆様はどう思うでしょうか?
そんなのやるに決まってるじゃないですか!
ですよね(笑)
お悩みを解消出来る可能性があるのです!
クンダリーニヨガの大きな目的とは、体内に内在すると言われている
『クンダリーニというエネルギー』
を呼び起こし、活性化させ、そのエネルギーを脳まで上昇させることにより
【潜在能力の開花】
を目的としております。
ようするに
【脳力アップ】
が可能だということです。
クンダリーニヨガを行うことによって、脳力アップ=脳の活動領域が広がる可能性があるということは、脳が活性化されることによって、より考えや視点が広がるため、現在抱えている悩みを解消に導いてくれる可能性が膨らむ、という風に考えられるのではないでしょうか。
そもそもクンダリーニとは何ですか?
『クンダリーニ』というのは、クンダリーニヨガの哲学において
『人なら誰もが持っているエネルギー』
と言われており
『臍下丹田と呼ばれる場所から尾てい骨にかけて存在する』
と言われております。
非常に潤沢なエネルギーと云われるのですが、潜在的なもののため、殆どの人はそのエネルギーの存在に気付くことが出来ないまま、一生を終えると云われております。
そのエネルギーを最大限有効活用していこうというのが、クンダリーニヨガを行う目的です。
クンダリーニヨガの効果
クンダリーニヨガによって獲得出来る効果は数多くありますが、大きな特徴として、とにかく凄まじい量の呼吸を行うので、脳への酸素供給量が増加し、脳の活動領域が広がります。
そのことにより
『直感力の向上』
といった
【脳の働きの活性化】
が見込めると言われております。
更には、肉体に負荷を掛けていく動作も多いので、それにより湧き上がる「キツい」や「苦しい」といった感情を無視するというトレーニングもあります。
そうしてキツさを無視する癖を脳に覚え込ませることで、日常生活においてストレスの高い状況を迎えたとしても
『脳が勝手にストレスを無視する癖を発動』
してくれるようになり、結果、ストレスに打ち勝ち解消させる効果
【フレーム変更】
というテクニックが獲得出来ます。
クンダリーニという強力なエネルギーを活性化させて、それを脳まで上昇させることで、脳力が上がって直感力も向上し、結果的に抱えている悩みの解消まで叶えてくれる効果が見込めるのです。
凄まじいですね!
やらない手はないですよね?
おわりに
クンダリーニというエネルギー非常に魅力的です!
ですがそんなエネルギーが本当にあるのですか?
証明が難しいので確実にとは言えません…
確固たるエビデンスなどはないので、確かなことは言えません。
ですが、長い歴史の中で数多くの先人の方々が確立して残してきたものですから
【莫大な体感データとして蓄積されてきたのは事実】
としてあります。
それは私自身でも身を持って体感していることでもありまして、クンダリーニヨガを行うことによる反応や獲得出来る効果など、伝えられている通りのものが確かに表れております。
クンダリーニのエネルギーにしても、トレーニングを積んでいくことで、普段目を向けることが殆どない体の内側を徹底的に見つめることで、ある日確かにその辺りへの熱感が感じられるようになってくるのです。
筋トレも最初は筋肉に効かせるや使うといった意識が難しく、何が何だか分からない状態からスタートします。
そこから根気強く、繰り返し繰り返しトレーニングを重ねることによって、使っているところへの意識性が向上し、神経伝達が向上していきます。
そして気が付けば、筋肉を意識して使って効かせることが出来ており、体も変わって来ているという事実に、ある日気が付くと思います。
この辺りの感覚は、定期的に筋トレを行なっている方であれば、何となく分かっていただける感覚なのではないでしょうか?
クンダリーニヨガは、謂わば
『体内のビルドアップ』
といったところでしょうか。
このように目に見えない部分である、内部の感覚を深くまで見つめて鍛えていくことにより
【真に自分自身と向き合うことが出来る】
ようになります。
まさに今流行りのマインドフルネスですね。
クンダリーニのエネルギーを呼び起こし、そのエネルギーを有効的に活用することで、高い精神状態を保つことが出来るので、スピリチュアルやオカルトに逃げることなく、地に足をつけて日常生活を送ることが出来ます!
多くの方に必要なヨガですね!
今回もご覧いただきありがとうございました!
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参考文献
・小沢隆,辻良史 ヨガ×武道 株式会社BABジャパン 2016
ヨガの世界観を知りたい方へオススメの書籍
あるヨギの自叙伝
インテグラル・ヨーガ