初のクンダリーニヨガテクニックに入っていきます。
テクニックに入る前の確認事項として、重要なものがひとつあります。
それは
『呼吸が重要』
という点です。
クンダリーニヨガには様々なテクニックがありますが、そのほとんどは呼吸と連動して行われます。
日常生活において、呼吸は無意識に行われます。
その中で、ご自身の呼吸にどれだけ意識を向けられている方がいるでしょうか?
無意識な動作を意識的に行う事で、自分自身(身体)との向き合い方が分かり、そして自分自身(身体)と対話が出来てくる事により、色々と気付くキッカケとなります。
確かに呼吸に意識を向けた事なんてほとんどないです…
呼吸を制するものは人間を制するなんて言われます。
正しい呼吸を学び、身に付けていきましょう。
よろしくお願いします!
まず始めに、クンダリーニヨガを行う上での
『基本姿勢』
を確認し、そこから基本中の基本テクニックである
『正しい腹式呼吸』
を確認していきましょう。
基本姿勢
まずはクンダリーニヨガを行う上で
基本となる姿勢から確認していきましょう。
背筋を伸ばして肩の力を抜き、首を長くした状態で座る。
坐骨を軸にして体を左右前後に揺らして、苦しくなく座りやすい位置を探してみましょう。
どちらかの踵を会陰(肛門と生殖器の間)に押しつける。
厳密には、左足の踵を会陰に押しつけるようにして、右足は左足の上に重ねても、画像のように前に揃えて置いてもどちらでも大丈夫です。
会陰を圧迫する事で、クンダリーニのエネルギーが上昇しやすくなると言われております。
ギヤンムードラ(親指と人差し指で輪)を作り、肘を伸ばし、手は膝のところに置く。
ムードラとは、指で印を結ぶポーズです。
独特な指のタッチにより、エネルギーが整えられ、脳が活性化すると言い伝えられております。
クンダリーニヨガで多く使用するのは、画像のギヤンムードラです。
手は膝の辺りに置き、肘は伸ばした状態を保ちます。
正面から見た時の体の形が、三角形になっていればOKです。
以上が基本姿勢となります。
あくまでも基本なのでお体の状態に合わせて
クッションを使ってお尻を高くしたりなど
座りやすい形に調整しても大丈夫です。
正しい腹式呼吸
本題に入りましょう。
まずは画像とポイントを確認していきましょう。
仰向けになり、片方は胸、片方はお腹に手を添える。
何度か普通に呼吸を行い、胸とお腹が動くところに手を添えます。
胸を膨らませないように、腹式呼吸を行う。
鼻で呼吸を行います。
お腹のみを膨らませたり凹ませたりしていきます。
目を閉じて、体への集中力を高めて行いましょう。
以上が正しい腹式呼吸です。
お腹以外に、体に力が入らないように意識していきましょう。
特に肩や顔に力が入りやすいので、途中途中確認しながら行ってみてください。
最初は胸もお腹も動くので、とても難しく感じると思います。
ですが、徐々にお腹のみで行えるようになってきますので、焦らず取り組んでみてください。
慣れてきたら、これを基本姿勢で行います。
ポイントは仰向けの時と同じです。
おわりに
今回は、基本姿勢と正しい腹式呼吸について確認していきました。
ここをしっかりと落とし込む事で、効率よくクンダリーニのエネルギーを生み出せるかに関わってきますので、地味ですがしっかり行きたいところです。
基本というのは、とても単調で地味で面白くないと感じる事が多いです。
ですが、基本というのは土台です。
土台ですから一番重要で大切です。
逃げずにしっかりと落とし込む事で、盤石な土台を作る事が出来るので、安定したものを作り上げる事が出来ます。
そしてコンスタントに継続をしていく事が出来れば、それはそれは自分にとって心強いものとなります。
無理なく続ける事を念頭において、これぐらいだったら確実に達成出来そうだと思うところから始めてみましょう。
1分、いや30秒からでも構いません。
そこからスタートして、継続する癖を付けながら、深く自分自身に落とし込んでいきましょう。
ダイエットやボディメイクと一緒です。
継続していく事で、気が付けば大きなものが積み上がっていきます。
思い立ったら吉日ですね!
ご自身のタイミングでスタートしてみてくださいね。
今回もご覧いただきありがとうございました!
クンダリーニヨガレッスン・パーソナルトレーニングについて
お問い合わせはこちらからよろしくお願い致します!
※出典(参考文献)
・小沢隆,辻良史 ヨガ×武道 株式会社BABジャパン 2016
・辻良史 歩くだけでやせる!通勤ヨガ 株式会社山と溪谷社 2018
ヨガの世界観を知る為のオススメ書籍
あるヨギの自叙伝
インテグラル・ヨーガ
オススメヨガマット